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環境ニュース[国内]

小規模事業場向け有機性排水処理技術の19年度技術実証評価報告書を環境省が承認

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2008.04.28 【情報源】環境省/2008.04.25 発表

 環境省が進める「環境技術実証モデル事業」で、平成19年度に大阪府及び(社)埼玉県環境検査研究協会が実証試験を実施した小規模事業場向け有機性排水処理技術分野の試験結果報告書が両者によってまとめられ、20年4月25日までに環境省の承認を受けた。
 環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
 今回評価対象とした小規模事業場向け有機性排水処理技術は、小規模事業場(日排水量50m3未満を想定)である厨房・食堂、食品工場等からの有機性排水を適正に処理する排水処理技術(装置、プラント等)のうち、低コスト・コンパクト、メンテナンスが容易で、商業的に利用可能な排水処理技術。実証対象技術としては(株)マサキ設備開発の「固形有機物分解システム『ジャリッコ排水処理システム』」、(株)エヌティ・ラボ開発の「厨房廃水処理施設」の2件が採択されていた。
 今回承認を受けた試験結果報告書には、それぞれの実証対象技術の概要、試験条件、排水処理性能など実証試験結果、運転により発生する環境負荷、維持管理性能などが示されており、その全文は、環境技術実証モデル事業ホームページや東京都の環境技術実証モデル事業のページからダウンロードが可能となっている。【環境省】

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