一般財団法人環境イノベーション情報機構
IMO 第57回海洋環境保護委員会(MEPC57)の審議結果を発表
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2008.04.15 【情報源】国土交通省/2008.04.07 発表
国土交通省は、3月31日から4月4日まで英国で開催された国際海事機関(IMO)の第57回海洋環境保護委員会(MEPC57)の開催概要を発表。同会合の会場は、英国ロンドンの王立園芸学協会ホール(Royal HorticultualHalls)で、日本を含む91の国及び地域並びに50の機関が参加。日本からは、国土交通省、環境省、(独)海上技術安全研究所などからなる60名の代表団が出席した。
審議結果の概要は以下のとおり。
1)大気汚染関係
・NOx3次規制案:日本提案の80%減、地域規制を承認。実施は2016年から。
・SOx規制案:指定海域は2015年に0.1%、一般海域は2020/25年に0.5%。
2)温室効果ガス(GHG)関係
・国際海運からの温室効果ガス削減対策に関する原則について合意。
CO2排出指標等具体策については、次回MEPC58での合意を目指して、作業の加速化を図る。
3)シップリサイクル関係
・条約案最終化に向けた審議。
・中間会合を次回MEPC58の前週に開催。
4)バラスト水管理規制条約関係
・日立バラスト水浄化システム(Clear Ballast)基本承認を取得。