一般財団法人環境イノベーション情報機構
ラムサール条約に関する国別報告書まとまる
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2008.04.08 【情報源】環境省/2008.04.03 発表
環境省は、ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)締約国会議の勧告に基づき、湿地保全に関する我が国の取組の状況について同条約関係省庁が取りまとめたラムサール条約国別報告書を、3月31日までに条約事務局に提出した。2008年10月28日〜11月4日に韓国の昌原(チャンウォン)で開催される「ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)第10回締約国会議」に向け、同条約事務局から提出が求められていたもの。
報告書の概要は、2005年の第9回締約国会議からこれまでの3年間の条約履行に関するもので、(1)05年に指定されたラムサール条約湿地における取組、(2)戦略的環境アセスメント導入ガイドラインの取りまとめ、(3)第3次生物多様性国家戦略におけるラムサール条約湿地の登録目標等の記述、(4)海洋基本法に基づく海洋基本計画の作成、(5)ラムサール条約の枠組みの下の地域イニシアティブに位置づけられる東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップの発足−−などが新たな内容として盛り込まれた。
今回提出された国別報告書は、条約事務局において取りまとめと分析が行われ、第10回締約国会議の中で、報告される予定。【環境省】
記事に含まれる環境用語
- ラムサール条約
- 海洋基本計画
- 海洋基本法
- 生物多様性国家戦略
- 戦略的環境アセスメント導入ガイドライン
- 東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ
- 特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約