一般財団法人環境イノベーション情報機構
有害廃棄物の不法輸出入防止に関するアジアネットワークワークショップ 開催
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2008.02.04 【情報源】環境省/2008.02.01 発表
2008年1月28〜30日の両日、東京・千代田区で、環境省主催による「有害廃棄物の不法輸出入防止に関するアジアネットワークワークショップ」が開催された。このワークショップには、アジアの11か国・地域のバーゼル条約担当者らが出席。
有害廃棄物の不法輸出入防止に関して、新品、中古及び廃棄物の判断基準や実務における優れた事例の共有の必要性等について今後の協力体制が議論された。
このうち、新品、中古及び廃棄物の判断基準に関する議論は、各国において有害廃棄物の範囲が異なる状況を踏まえた上で、各国の定義の明確化と情報交換の促進の重要性が合意され、バーゼル条約地域事務所(中国)が行う調査に協力するとともに、今後も議論を続けていくことになった。
また、今後のプロジェクトに関しては、各国におけるバーゼル条約の施行能力を高めるため、本ワークショップ等を通じた情報交換に加え、二国間での緊密な情報交換の促進、アジア各国の法令状況等に関するデータ整備の支援、グッドプラクティスの共有作業等を行うことが合意され、各国で協力し、不法輸出入防止に向けた取組を進めていくことが確認された。【環境省】