一般財団法人環境イノベーション情報機構
17年度産廃総排出量、前年度より500万トン増 最終処分量は200万トン減
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2008.01.28 【情報源】環境省/2008.01.24 発表
環境省は平成20年1月24日、17年度の産業廃棄物の排出・処理状況の調査結果を公表した。17年度の全国の産業廃棄物の総排出量は約4億2,200万トンで、16年度に比べ、約500万トン(約1.1%)の増。産廃排出量は8年度以降は微減傾向にあったが、15年度以降は3年連続で前年比増となった。
業種別排出量では16年度と同様、電気・ガス・熱供給・水道業(総排出量注23.0%)、農業(同20.8%)、建設業(同18.1%)、鉄鋼業(同10.2%)、パルプ・紙・紙加工品製造業(同8.4%)、化学工業(同4.0%)の上位6業種で総排出量の84.5%を占める結果となり、廃棄物の種類別排出量も16年度同様、汚泥(44.5%)、動物のふん尿(20.7%)、がれき類(14.4%)の上位3品目だけで総排出量の79.6%に達していた。
なお再生利用量は産業廃棄物全体の51.9%にあたる約2億1、900万トン(16年度約2億1,400万トン)に増加。減量化量は約1億7,900万トンと16年の約1億7,700万トンより少なかったが、再生利用量の増加が実り、総排出量が増えたにもかかわらず、最終処分量は16年度の約2,600万トンよりさらに少ない2,400万トンにとどまった。【環境省】