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環境ニュース[国内]

肱川水系山鳥坂ダム建設事業環境アセス書に対し、環境大臣意見を送付

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2008.01.22 【情報源】環境省/2008.01.21 発表

 環境省は、肱川水系山鳥坂(やまとさか)ダム建設事業の環境影響評価書についての環境大臣意見を平成20年1月21日付けで国土交通大臣に送付した。
 肱川水系山鳥坂ダムは、国土交通省四国地方整備局が事業主体となり、愛知県大洲市内の肱川に、貯水面積76ヘクタールの規模で建設が予定されている多目的ダム。洪水調節、流水機能維持を設置目的としている。
 今回の環境大臣意見は、事業実施区域とその周辺に希少種であるクマタカ、サシバ及びヤイロチョウが生息し、また、ダム建設により、ダム湖の富栄養化及びダム下流河川生態系に影響を及ぼすおそれもあることから、事業の実施に伴う影響をできる限り回避、又は低減するため、(1)クマタカ及びサシバのつがいの生息状況及び繁殖状況を確認するための事後調査の実施、必要に応じ工事を中断する等の環境保全措置を実施する。(2)繁殖期前にヤイロチョウの生息状況を確認するための事後調査を実施し、必要に応じて繁殖地等への人の立入りを制限する等の環境保全措置を実施する、(3)山鳥坂ダム貯水池においては、富栄養化に関する水質監視を実施し、専門家の指導及び助言を得ながら、必要に応じ対策を検討すること、(4)ダムの管理に当たっては、ダム下流河川への影響をできる限り回避、又は低減するための措置を検討すること、−−の4点を指摘している。
 なお、事業者である国土交通省四国地方整備局に対しては、国土交通大臣から、この環境大臣意見を考慮した意見が述べられることになる。【環境省】

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