「航空機騒音に係る環境基準について」の一部を改正

　環境省は、「航空機騒音に係る環境基準について」を一部改正し、平成１９年１２月１７日付けで告示する。
　今回の改正の内容は、現在、日本において航空機騒音に係る環境基準の評価指標として採用している加重等価平均感覚騒音レベル（ＷＥＣＰＮＬ）を近年の騒音測定機器の技術的進歩及び国際的動向に即した評価指標である時間帯補正等価騒音レベル（Ｌｄｅｎ）（注１）に変更するというもの。
　なお、基準値については、現行基準レベルの早期達成の実現を図ることが肝要であり、騒音対策の継続性も考慮して、現行の基準値に相当する値を設定こととし、地域の類型Ⅰの基準値は７０ＷＥＣＰＮＬ以下を５７デシベル以下、地域の類型Ⅱの基準値は７５ＷＥＣＰＮＬ以下を６２デシベル以下としている。【環境省】

（注１）１日の等価騒音レベルを夕方の騒音、夜間の騒音に重み付けを行い評価するもの。