一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境基準超過井戸は6.8% 18年度全国地下水水質測定結果
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2007.11.29 【情報源】環境省/2007.11.29 発表
環境省は平成18年12月21日付けで、18年度に国と地方公共団体が実施した全国の地下水水質測定結果を取りまとめた。地下水質の全国的な状況の把握を目的とした概況調査では、調査を実施した井戸4,738本(前年度:4,691本)のうち、環境基準を超過した項目が1項目以上あった井戸は、全体の6.8%にあたる320本(前年度:297本)にのぼることが確認された。
項目別の超過率としては、硝酸性窒素・亜硝酸性窒素が4.3%と最も高かったた。次いで、砒素の2.1%、ふっ素の0.8%、テトラクロロエチレンの0.2%、鉛の0.2%、トリクロロエチレンの0.3%、シス−1,2−ジクロロエチレンの0.2%、の順に多かった。
汚染が確認された後の監視を行っている定期モニタリング調査の結果では、1,978本(前年度:1,950本)の井戸で環境基準超過が確認された。項目別の環境基準超過本数では、こちらも硝酸性窒素・亜硝酸性窒素の715本(前年度:651本)が最も多かった。【環境省】