一般財団法人環境イノベーション情報機構
中小事業所向けVOC処理技術 19年度実証対象技術を(財)九州環境管理協会が決定
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2007.11.27 【情報源】環境省/2007.11.27 発表
平成19年度に実施する「環境技術実証モデル事業」のうち、VOC処理技術分野中小事業所向けVOC処理技術)の実証試験実施機関である財団法人東京都環境整備公社は、実証対象技術として1件の技術を選定したと19年11月27日に発表した。環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
今回評価対象とする中小事業所向けVOC処理技術とは、中小の塗装、印刷、工業用洗浄、クリーニング工場などから排出されるVOC処理技術のうち、低コスト・コンパクト、メンテナンスが容易で、商業的に利用可能な技術。分解方式、除去・分離方式、その組み合わせ方式のいずれでも可。また、臭気物質の除去を目的としたVOC処理技術も対象にするとしている。
今回採択されたのは、吸着技術工業(株)の「マックスオゾンリアクター(ガス処理用)」で、印刷・プラスチック加工・塗装等の作業によって発生するVOCをオゾンによって分解するというもの。【環境省】