一般財団法人環境イノベーション情報機構
PCB廃棄物処理基本計画変更概要案への意見募集の結果を公表
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2007.10.19 【情報源】環境省/2007.10.18 発表
環境省は、ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物処理基本計画の変更概要案への意見募集結果がまとまり、平成19年10月18日に公表した。(1)処理事業を安全・確実にすすめるため、先行事業の知見等を反映した設備の改善が必要となったことから、処理の開始予定時期を平成20年4月に変更する、(2)北海道事業における汚染物等の処理に関する施設整備をすすめるため、汚染物等を処理対象として追加する。なお、汚染物等に係る施設能力については、処理対象量の把握を踏まえ、今後設定することとする、(3)北九州事業の処理能力について、事業の進展に併せて修正し、高圧トランス等及び廃ポリ塩化ビフェニル等について1.5トン/日(ポリ塩化ビフェニル分解量)、汚染物等について10.4トン/日(汚染物等量)とする、(4)拠点的広域処理施設の整備について、従来高圧トランス等を当面の処理の対象物の中心としていたところ、汚染物等の処理体制の進捗を踏まえ、高圧トランス等及び汚染物等を処理の対象物の中心とし、拠点的広域処理施設の整備を進めることを明記する−−などが主な内容。
主な意見としては、北海道事業については(1)処理開始が遅れることから全体計画の情報公開を求める意見、(2)近隣住民に対する説明を求める意見、(3)地域に密着した処理事業にして欲しい、(4)速やかに処理を完了して欲しい−−等の意見がよせられ、その他の意見としては、(1)大阪事業、豊田事業及び東京事業の処理計画を公表して欲しい、(2)低濃度のポリ塩化ビフェニルに汚染された絶縁油等を含むトランス等の処理に関する要望−−等の意見がよせられた。意見提出者数は13件であった。【環境省】