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環境ニュース[国内]

241件めまでの京都メカニズム案件を承認 CDM6件

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2007.10.18 【情報源】経済産業省/2007.10.18 発表

 経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト5件が、、平成19年10月18日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。
 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
 今回承認されたのは、中部電力(株)が申請した(1)中国河北省海興での4万9,500キロワットの風力発電所建設プロジェクト(年平均CO2排出削減量:CO2換算で11.7万トン)、エコバンク(株)が申請した(2)中国福建省省都福州市でのメタンガス発電プロジェクト(同:20万トン)、住友商事(株)が申請した(3)中国甘粛省隴西県での11,1000キロワットの水力発電所建設プロジェクト(同:37.3万トン)、(4)中国湖南省常徳市石門県での5万キロワットの水力発電所建設プロジェクト(同:9.5万トン)、丸紅(株)が申請した(5)中国江蘇省宜興市での4,500キロワットの廃熱回収発電プロジェクト(同:2.4万トン)、(6)同じく中国江蘇省宜興市での4,000キロワットの廃熱回収発電プロジェクト(同:2.2万トン)。−−の6件のプロジェクト。
 今回の承認分までで、日本の正式な京都メカニズム承認案件数は241件、全承認プロジェクトの年平均CO2排出削減量の合計はCO2換算で10,097.6万トンとなった。【経済産業省】

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