外来生物法規制対象生物へ新たに１２種の動物を追加する案について意見募集開始

【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.09.20 【情報源】環境省／2007.09.20 発表

　「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律（外来生物法）」を所管する環境省と農林水産省は、同法の規制対象とする「特定外来生物（日本の生態系や在来種に悪影響をもたらす外来種）」に、タテガミトカゲ（イグアナ）科アノール属の１種であるナイトアノール他１種、ナミヘビ科オオガシラ（ボイガ）属の１種であるマングローブヘビ他３種、ヒキガエル科北米産ヒキガエル属であるテキサスヒキガエル他３種、同じく南米産ヒキガエル属であるキンイロヒキガエル他１種の１２種を追加することについて、平成１９年１０月１９日１７時３０分（必着）まで意見募集を行うことにした。
　今回規制対象生物への追加対象となった動物１２種は、日本にまだ定着していない生物で、このほど輸入届出が提出された。
　特定外来生物専門家会合に意見聴取した結果では、何れの種も国内に侵入して定着すれば、生態系への被害が懸念される」と評価され、特定外来生物の指定対象とすることが適切であるとの意見がまとまった。
　なお「特定外来生物」に指定されると、飼育・栽培、保管、運搬、輸入などが原則禁止となり、許可を得ずに飼養した場合には、個人には懲役３年以下か３００万円以下の罰金、法人には１億円以下の罰金が課されることになる。
　意見は郵送、ＦＡＸ、電子メールで受付けている。宛先は環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室（住所：〒１００−８９７５東京都千代田区霞ヶ関１−２−２、ＦＡＸ番号：０３−３５０４−２１７５、電子メールアドレス：gairai@env.go.jp）。意見提出の際は、規定の意見提出様式に基づき、意見を提出すること。【環境省】