モデル地域での漂流・漂着ゴミ調査に関する第２回総括検討会を開催へ

【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2007.09.18 【情報源】環境省／2007.09.18 発表

　環境省は２００７年度から開始した「漂流・漂着ゴミ国内削減方策モデル調査」全般を総括し、助言などを行うことを目的として設置した検討会の第２回委員会を０７年９月２５日に東京・港区新橋の航空会館内で開催する。
　このモデル調査は、外国からのゴミ漂着が多い地域、２次災害が懸念される医療系廃棄物の漂着が多い地域、漂着ゴミの処理・運搬に支障がある離島−−など７県のモデル地域（注１）で、海岸清掃と漂着物の分類調査、分類結果の詳細解析を行い、漂流・漂着ゴミの実態を把握するとともに、発生源対策、効果的な清掃・運搬・処理手法の検討をめざすもの。
　総括検討会は０７年度内に３回開催される予定で、第２回委員会では、（１）各モデル地域の概況調査結果、（２）クリーンアップ調査計画、（３）フォローアップ調査計画、（４）その他の調査計画−−についての検討を行う。
　この会議の傍聴は可能で、希望者は「第２回検討会傍聴希望」と明記し、（１）氏名、（２）住所、（３）電話番号、（４）勤務先、（５）傍聴券の送付先(E-mailアドレス又はFAX番号)をご記入の上、９月20日(木)17時必着で、日本エヌ・ユー・エス株式会社　担当：中澤までE-mail（litter2007@janus.co.jp）又はFAX（０３−５４４０−１８７０）で申し込む必要がある。傍聴席は、２０席程度を予定。傍聴者がこれを超える場合は、抽選により決められる。【環境省】

（注１）具体的なモデル地域は、石川県羽咋市の「羽咋（はくい）・滝海岸」、福井県三国町の「梶地先海岸」、三重県の「答志島（とうしじま）」、長崎県対馬市の「越高海岸」と「志多留（したる）海岸」、沖縄県石垣島の「吉原海岸〜米原海岸にかけての地域」、同県西表（いりおもて）島の「住吉海岸〜星砂の浜〜上原海岸にかけての地域」、山形県酒田市の「飛島西海岸」と「庄内海岸（赤川河口部周辺）」、熊本県上天草市の「樋島（ひのしま）海岸」、同県苓北町の「富岡海岸」。これらの地域では０７年９月以降に、年度内３回程度をめどに海岸清掃と漂着物の分類調査が実施される予定。