一般財団法人環境イノベーション情報機構
「カーボン・オフセットのあり方に関する検討会」を設置へ
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.08.27 【情報源】環境省/2007.08.27 発表
環境省は「カーボン・オフセットのあり方に関する検討会」を新たに設置し、その第1回会合を平成19年9月5日に東京・港区の虎ノ門パストラルで開催することにした。カーボン・オフセットは、努力しても削減が難しいCO2排出量分を把握した上で、その排出量分に見合った別のCO2削減活動に投資することにより、排出されるCO2を埋め合わせようとする考え方。イギリスをはじめとした欧州での取組みが活発で、日本でも民間を中心に取組みが開始されつつある。
排出が増加傾向にある業務、家庭部門でのCO2削減策として期待される一方、「オフセットすれば、排出削減努力をしなくても許される」という誤った考え方が流布する懸念があるほか、活動が盛んなイギリスでも、オフセットのための削減活動が実質的なCO2削減に結びついていない事例があることがマイナス面として指摘されている。
今回設置された検討会は、このような懸念・指摘を踏まえながら、今後日本で展開されるカーボン・オフセットの方向性を検討するもの。【環境省】