一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

環境と保健閣僚級地域フォーラムをタイで開催 フォーラム憲章、バンコク宣言を採択

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2007.08.14 【情報源】環境省/2007.08.10 発表

 2007年8月8、9日の両日、タイのバンコクで「環境と保健閣僚級地域フォーラム」第1回会合が開催された。
 このフォーラムは、環境に関わる健康の問題への効率的対処、域内の環境担当大臣と保健担当大臣の協力強化、域内の環境・保健に関する共通戦略、規制の実施促進を目的として開催されたもので、国連環境計画アジア太平洋事務所と世界保健機構西太平洋地域事務所が事務局を務めている。
 今回の会合には、東アジア・アセアン14か国の環境担当大臣・保健担当大臣が出席し、環境と保健共通の戦略や政策を議論。成果として「フォーラム憲章」、「環境と保健に関するバンコク宣言」が採択された。
 このうち、「フォーラム憲章」には、(1)テーマ別作業グループ(注1)、諮問委員会、事務局を編成することにより、今後3年おきに閣僚級地域フォーラムを開催すること、(2)各国に環境劣化・健康へのネガティブな影響の逆転、環境と保健に関する国家行動計画の策定・実施などを奨励していくこと、(3)国際パートナー組織に、技術的・財政的援助、情報提供などの支援、環境と保健に関する国家行動計画の開発・実施支援、国際組織間の調整・協調強化、既存の政府間プロセスとの調整を奨励すること−−などの内容が規定された。
 また「環境と保健に関するバンコク宣言」には、(一)省庁、セクター間、地域、国際の各レベルでの協力、協調、計画立案の発展と多様な関係者の参加促進、(二)テーマ別作業グループの作業計画の承認と実行、(三)チュラポン研究所などの研究・訓練機関に対する地域の人材育成への関与要請、(四)国連環境計画・世界保健機構への事務局機能の実施要請、(五)国際パートナー機関への憲章の実施支援要請、(六)各国による環境と保健に関する国家行動計画の発展・実施、(七)2010年の韓国で閣僚級会合開催−−などが盛りこまれた。【環境省】

(注1)「大気環境」、「水供給・処理・衛生」、「廃棄物管理・有害廃棄物」、「有害化学物質」、「温暖化・オゾン層破壊・エコシステム」、「危機・災害対応計画」の6つのテーマ別作業グループが設けられている。日本は「危機・災害対応計画」を除く5つの作業グループに加わっており、「廃棄物管理・有害廃棄物」については議長国を務めている。

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク