アジアの環境リーダー育成に向け、検討会を設置

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2007.07.18 【情報源】環境省／2007.07.17 発表

　環境省は経済成長が著しいアジア地域で、経済社会システムのグリーン化に取り組む人材を育成するビジョンを策定するために、「持続可能なアジアに向けた大学における環境人材育成ビジョン検討会」を新設し、その第１回検討会を２００７年７月２３日に東京・内幸町の飯野ビルで開催することにした。時間は１０時から１２時まで。
　この検討会は、世界の環境政策の枠組みづくりに向けた日本の貢献指針「２１世紀環境立国戦略」に盛りこまれた「アジアの環境リーダー育成」や、安倍政権のイノベーション（社会変革）創造戦略指針「イノベーション２５」に盛りこまれた「世界の環境リーダーの育成」を具体化するための出発点として設置されるもの（注１）。
　企業・大学・行政・ＮＧＯ関係者など１５名が委員として参加し（注２）、０７年度中に環境人材育成ビジョンを策定する予定。また、ビジョン策定後は関係省庁と連携して、アジアの環境人材を育成する具体的な施策を展開するとしている。
　なお第１回検討会は傍聴可能。傍聴希望者は「第１回検討会傍聴希望」と明記し、氏名、住所、電話番号、勤務先、傍聴券の送付先（電子メールアドレスかＦＡＸ番号）を明記の上、０７年７月２０日午前中（必着）までに電子メールかＦＡＸで申し込むことが必要。宛先は持続可能なアジアに向けた環境人材育成ビジョン検討会事務局（（財）地球環境戦略研究機関能力開発・教育プロジェクト・小林正典・高橋正弘、電子メールアドレス：ee@iges.or.jp、ＦＡＸ番号：０４６−８５５−３８０９）。【環境省】

（注１）「２１世紀環境立国戦略」、「イノベーション２５」とも０７年６月に閣議決定されている。
（注２）検討会の状況を踏まえて、委員を追加する可能性があるとされている。