環境省、「熱中症保健指導マニュアル０７年版」と関連ポスターを作成　

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.06.21 【情報源】環境省／2007.06.21 発表

　環境省は熱中症に関する最新の科学的知見や関連情報を紹介した「熱中症保健指導マニュアル」の２００７年版を０７年６月２１日までにまとめた。
　熱中症は「気温が高い・湿度が高い・風が弱い」といった条件が揃った時に体内で生まれた熱と、汗や熱伝導による熱放出とのバランスが崩れて障害が生じた状態のことで、重症になると死亡に至る場合がある。
　「熱中症保健指導マニュアル」はヒートアイランド現象や地球温暖化の進展で、熱中症発症のリスクが高まっているという指摘を踏まえ、環境省が０５年から毎年作成しているもので、０７年版のマニュアルは最新の知見を反映させ、０６年版の内容を更新した。
　「１　熱中症とは何か」、「２　熱中症になったときには」、「３　熱中症を防ぐためには」、「４　保健指導のあり方」、「５　もっと知りたい時には」の５章構成。ヒートアイランド現象や地球温暖化の紹介のほか、熱中症発症のメカニズムや熱中症が疑われるときの対応、予防策を掲載している。
　なお、今回環境省は、マニュアルとともに「日陰に入ろう」、「帽子をかぶろう」、「水分をこまめにとろう」の３つの行動を「夏を楽しむための３原則」としたＢ２版ポスターも作成している。
　マニュアル全文やポスターの内容は、環境省のサイトから閲覧できるが、
印刷版を希望する場合は電話で問い合わせることが必要。連絡先は環境省
環境保健部環境安全課（電話番号：０３−３５８１−３３５１（代表））。
【環境省】