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環境ニュース[国内]

ガラスやサッシの断熱性能を示す表示案で意見募集開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2007.06.11 【情報源】経済産業省/2007.06.08 発表

 経済産業省は平成19年6月8日、ガラスやサッシの断熱性能を示す表示案を公表し、これらの案について19年7月9日(必着)まで意見募集を行うことにした。
公表案は、総合資源エネルギー調査会省エネルギー基準部会住宅・建築物判断基準小委員会の下に設置された、建築材料断熱性能表示制度ワーキング・グループがまとめたもの。
 窓とガラスについては、熱貫流率(注1)で評価するとし、窓については「1平米1℃についての熱貫流率が2.33ワット以下(★★★★)」、「同熱貫流率が2.33超、3.49以下(★★★)」、「同熱貫流率が3.49超、4.65以下(★★)」、「同熱貫流率が4.65超(★)」−−の4段階で、ガラスについては「1平米1℃についての熱貫流率が2.33ワット以下(★★★★)」、「同熱貫流率が2.33超、2.70以下(★★★)」、「同熱貫流率が2.70超、4.00以下(★★)」、「同熱貫流率が4.00超(★)」−−の4段階で表示するとしている。
 一方サッシについては、材質と構造により評価。「木製、プラスチック製、または、木もしくはプラスチックと金属との複合材料製(★★★★)」、「金属製熱遮断構造(★★★)(注2) 」、「金属製で複層ガラス用(★★)」、「金属製で単板ガラス用(★)」−−の4段階で表示するとした。
 意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。宛先は経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課パブリックコメント担当(住所:〒100−8901東京都千代田区霞が関1−3−1、FAX番号:03−3501−6799、電子メールアドレス:jyutaku-ka@meti.go.jp)。【経済産業省】

(注1)建物の壁や床や窓等の断熱性能を表す値で、両側の温度差を1℃とした場合、1平米の広さについて1時間に何キロカロリーの熱が伝わるかを示す。今回は、窓では日本工業規格A4710−2004(建具の断熱性能試験方法)で定められている測定方法を使用。また、ガラスは日本工業規格R3107−1998(板ガラス類の熱抵抗及び建築における熱貫流率の算定方法)で定められている算定方法か、日本工業規格A1420−1999(住宅用断熱材及び構成材の断熱性能試験方法)で定められている測定方法を使用。
(注2)「金属製熱遮断構造」とは、金属製の建具で、枠や框などの中間部をポリ塩化ビニル材など断熱性のある材料で接続した構造。

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