一般財団法人環境イノベーション情報機構
19年版環境白書・循環型社会白書が刊行へ 温暖化対策技術と3R・廃棄物処理技術を特集
【環境行政 環境白書】 【掲載日】2007.06.05 【情報源】環境省/2007.06.05 発表
平成19年版の「環境・循環型社会白書」が19年6月5日の閣議で閣議決定され、19年6月6日から、全国の書店で発売(定価:2,800円(税込))されることになった。「環境・循環型社会白書」はこれまで、別々に刊行されていた「環境白書」と「循環型社会白書」の2つを今回初めて、1冊にまとめたもの。
19年度版特集テーマとしては、「進行する地球温暖化と対策技術」と「我が国の循環型社会づくりを支える技術−3R・廃棄物処理技術の発展と変遷−」の2つを取り上げている。
このうち「進行する地球温暖化と対策技術」については、地球温暖化が人々に与える影響と身近な温暖化対策技術の普及による温室効果ガスの削減可能性について説明するとともに、技術以外の制度、行動を伴った上での低炭素社会の構築の必要性を指摘している。
一方、「我が国の循環型社会づくりを支える技術」では、循環型社会の形成に向けて優れた点を持っている日本の3R・廃棄物処理技術を幅広く紹介するとともに、技術を促進するための政策・制度、今後の3R・廃棄物処理技術の方向性と国際貢献について解説している。
なお環境省は、19年版「環境・循環型社会白書」の内容を図表を中心にわかりやすく要約した「図で見る環境・循環型社会白書」と白書の内容をさらにやさしく説明した冊子を作成するほか、19年6月16日からの7月11日までの間に全国10か所で開催される「環境白書を読む会」などの場を通じて、19年版「環境・循環型社会白書」の内容の普及を、今後進めていく予定。【環境省】