一般財団法人環境イノベーション情報機構
583個の検体すべてで異常みつからず 野鳥の鳥インフルエンザウイルス保有状況調査・07年4月分
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.06.01 【情報源】環境省/2007.05.31 発表
近畿地方以西の22府県で環境省が実施している、渡り鳥などの鳥インフルエンザウイルス保有状況調査で、2007年4月に採取した全検体にウイルスが確認されなかったことが、07年5月31日付けの環境省の発表で明らかになった。このウイルス保有状況調査は、宮崎県や岡山県での高病原性鳥インフルエンザ発生などに対応し、22府県(注1)で実施しているものだが、07年4月はこのうちの20府県計20市町で、野鳥の糞便計583個を採取して実施したもの。
環境省によると、カラス類、カモ類をはじめとする野鳥が多く集まるねぐらなどで、大量死などの異常が確認された事例も、現在までに確認されていないという。【環境省】
(注1)調査を行っている22府県は、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島県。07年4月の調査では奈良・山口の調査を行わなかった。