一般財団法人環境イノベーション情報機構
19年度不正改造車排除運動・ディーゼルクリーン・キャンペーンを実施へ
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2007.05.28 【情報源】国土交通省/2007.05.25 発表
国土交通省は関係省庁や自動車関係団体と連携し、6月の1か月間を重点期間とする「不正改造車を排除する運動」と「ディーゼルクリーン・キャンペーン」を、19年度も全国展開する。具体的な取組み内容としては、ポスター約16万枚の掲示、チラシ約114万枚の配布を行うほか、警察庁、自動車検査独立行政法人、軽自動車検査協会などと協力して、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を全国で計170回実施する。
街頭検査では、(1)窓ガラスへの着色フィルムの貼付・フロントガラスへの装飾板の装着、(2)クリアレンズなど不適切な灯火器、(3)騒音の増大を招く基準不適合マフラーの装着、(4)土砂などを運搬するダンプの荷台さし枠の取付、リアバンパの切断・取外し、(5)燃料タンク増設などの不正二次架装、(6)大型貨物自動車の速度抑制装置の不正改造、(7)燃料ポンプ封印の取外しによるディーゼル黒煙の悪化、(8)不正軽油燃料の使用−−に重点を置いて行う。
不正改造車を見つけた場合、整備命令を発令し、命令に従わない場合には車両使用停止を含む処分を実施する。また、道路運送車両法にもとづく、不正改造実施者に対する報告徴収・立入検査権限を有効活用し、架装メーカー、自動車販売会社、自動車ユーザーらに対する指導を行う。
このほか各運輸支局などに迷惑改造車相談窓口「不正改造車110番」と迷惑黒煙相談窓口「黒煙110番」を設置し、一般から寄せられた情報に基づいて、自動車ユーザーに対してハガキを送付し、改善を求める。【国土交通省】