一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

廃棄物焼却炉のダイオキシン類を測定できる簡易測定法を公募 公定法への追加導入検討のため

健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2007.05.22 【情報源】環境省/2007.05.21 発表

環境省は廃棄物焼却炉の排出ガス、ばいじん燃え殻に含まれるダイオキシン類の簡易測定法を、平成19年7月20日まで新たに公募する。
 ダイオキシン類の測定方法としては現在、「ダイオキシン類対策特別措置法」で高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計による測定法が公定法として定められているが、分析に多くの時間や費用がかかり、施設の日常運転管理のための自主測定など、厳密性が重要でない分野には不向きなことから、廃棄物焼却炉設置者が行うダイオキシン類測定の一部については、これ以外に、4種の生物検定法による簡易測定法が17年9月に公定法に導入された。
 今回の公募は、新たな科学的知見を踏まえ、公定法に追加導入する簡易測定法を検討するためのもの。
 公募対象になるのは、排出ガス、ばいじん燃え殻に含まれるダイオキシン類を測定することができる生物検定法のうち、(1)高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計による測定方法に比べ、測定に要する時間が短く、費用がかからない、 (2)中立機関による実証試験の実施が可能、(3)特許権所有者が非差別的・合理的な条件で特許権の実施許諾を表明できる、(4)高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計との比較データが対象媒体(排出ガス試料、灰試料)それぞれに20以上ある−−などの条件を満たしているもの。
 応募された測定技術に対しては、簡易測定法導入を検討する検討会が技術評価・検討を行う。
 応募者は必要書類を(財)日本環境衛生センター東日本支局環境科学部計測技術課(担当:塩崎、鹿島、堀、住所:〒210−0828川崎市川崎区四谷上町10−6、電話番号:044−288−4905、FAX番号:044−288−5232)に提出する必要がある。【環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク