一般財団法人環境イノベーション情報機構
日比谷公園で第18回森と花の祭典「みどりの感謝祭」を実施へ
【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2007.05.01 【情報源】林野庁/2007.04.27 発表
農林水産省・林野庁、東京都、(社)国土緑化推進機構、(財)日本緑化センター、東京緑化推進委員会は、2007年5月12・13日の両日、東京・千代田区の日比谷公園内小音楽堂前広場、にれのき広場などで、第18回森と花の祭典「みどりの感謝祭」を開催する。この祭典は、「みどりの月間(注1)」中に実施するさまざまな緑化行事の締めくくりイベントにあたり、青少年の健全育成や温暖化防止に寄与する緑化運動の推進をめざして開催される。
内容としては、みどりの文化賞の顕彰、山火事予防ポスター用原画入選作品の表彰、「美しい森林づくり推進国民運動」キャッチフレーズ採用者へ感謝状贈呈を行う「みどりの感謝祭式典(12日)」、全国70以上の市町村や団体が地方の特産物などを展示即売する「森林(もり)の市(12日10時〜17時、13日10時〜16時)」、コウヤマキ、ヤマボウシなどの植物を先着順にプレゼントする「緑と花のプレゼント(12日式典終了後、および13日10時40分頃〜)」 が予定されている。
このうち、みどりの感謝祭式典で顕彰が行われる「みどりの文化賞」は、(社)国土緑化推進機構が「緑と水の森林基金(注2)」による事業として1990年に創設した賞。毎年、「緑と水の森林基金」運営審議会でテーマを設定し、そのテーマに関して最も貢献した個人や団体を選定しており、受賞者には、みどりの感謝祭名誉総裁の秋篠宮文仁殿下による表彰状、(社)国土緑化推進機構からの賞牌が授与される。
今回は「森林文化を未来に引き継ぐ森林管理」というテーマの下、約5,500ヘクタールの「宮域林」の管理と同域内での造林に取り組んでいる(注3)神宮司庁営林部が受賞した。【林野庁】
(注1)「みどりの月間」は、07年から「みどりの日」が5月4日に移行するにあたり、「みどりの日」についての国民の関心と理解を促すために設置された月間。07年は4月15日から5月14日までを対象期間とする。期間中は「みどりの日」の趣旨にもとづき、自然に親しみ、その恩恵に感謝する心をはぐくむことを目的としたイベントなどが全国各地で開催される予定になっている。
(注2)国民参加の森林づくり」を実現するための財源確保を目的として、昭和63年に創設された基金。一般市民・企業・団体などからの募金により、200億円の造成を目標としており、その運用益を森林や水資源の活用・整備に関する様々な事業に役立てている。
(注3)神宮司庁の宮域林からの式年遷宮の御用材供給は、鎌倉中期以降途絶えていたが、同庁は1923年以降、同域内で本格的な造林を開始。2013年に予定されている第62回式年遷宮では、全体の2割程度を宮域林産の間伐材から賄うことができる見込みとなった。