「平成１９年農業技術の基本指針」を関係機関に通知　農業の自然循環機能の維持増進などを重点項目に

　農林水産省は、農政の重要課題に即した農業技術関連施策の企画、立案、実施に向けた資料として、「平成１９年農業技術の基本指針」をまとめ、平成１９年４月２６日までに関係機関に通知した。
　今回の通知は、（１）農産物の安全確保と品質向上、環境保全、労働安全の確保などに有効な、生産工程管理手法「適正農業規範（ＧＡＰ：Good Agricultural Practice）」の普及促進、（２）他国産農作物との品質・安全面での差別化、遺伝資源などの知的財産保護、鳥獣害防止など、国内農業の担い手を中心とした体質強化、（３）化学肥料・化学合成農薬の低減、省エネ、バイオ燃料の本格的導入に向けた取組みなど、農業の自然循環機能の維持増進－－の３点を重点項目としたもの。【農林水産省】