一般財団法人環境イノベーション情報機構
アジアの市長らが、持続可能な交通の実現に向けて「京都宣言」を採択
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2007.04.26 【情報源】環境省/2007.04.26 発表
2007年4月23・24日に京都市左京区の国立京都国際会館で「アジアの市長による環境的に持続可能な交通(EST)に関する国際会議」が開催された。この会議は、07年5月4日から7日にかけ、京都で開催される「第40回アジア開発銀行年次総会」関連イベントとして実施されたもので、アジア地域で環境にやさしい交通の実現をめざした取組みを続けてきた環境省と国際連合地域開発センター(UNCRD)や、アセアン環境的に持続可能な都市に関する作業部会(AWGESC)、(財)地球環境戦略研究機関(IGES)が主催した。
アジア地域14か国(日中韓、アセアン7か国、モンゴル、インド、バングラデシュ、スリランカ)の23都市の市長ら約100名の参加の下、ESTの先進事例に関する発表や、アジアでのEST推進策についての議論が進められ、その成果として「京都宣言」が採択された。
この「宣言」は、参加市長らがESTの実現に向けた取組みへの意思を示したもので、市長らがEST推進にむけて主導力を発揮することや、汚染物質・温室効果ガスの排出削減など、ESTの鍵となる政策、戦略、計画を実施することなどが謳われている。【環境省】