１９年度国有林野事業の主要取組事項を公表

　林野庁は平成１９年４月２３日、国有林野事業の１９年度主要取組事項を公表した。
　公表内容によると、１９年度の国有林野事業は（１）新「森林・林業基本計画」にもとづいた多面的機能（注１）を発揮する森林づくり、林業・木材産業の再生、（２）安倍首相の指示による国民運動「美しい森林づくり」－－の積極推進を基本方針に据え、（一）森林の多面的機能を発揮させる１００年先を見通した森林づくり、（二）流域の保全と災害による被害の防止・軽減、（三）市民や企業が参加する森林づくりの支援と、さまざまな要望に応えた国有林の活用、（四）木材の安定供給体制の整備推進、（五）国有林と民有林の連携強化－－などに重点的に取組むとされている。【林野庁】

（注１）水源涵養、自然環境・生物多様性保全、ＣＯ２排出抑制など、森林が本来持っている生産以外の多様な機能。