一般財団法人環境イノベーション情報機構
18年度「容器包装3R推進環境大臣賞」受賞者を決定 最優秀賞はエフピコ、コープ下鴨、びん再使用ネットワーク
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2007.04.09 【情報源】環境省/2007.04.06 発表
環境省は平成19年4月6日、「容器包装3R推進環境大臣賞」の受賞者を発表した。「容器包装3R推進環境大臣賞」は、循環型社会形成に向け、容器包装廃棄物の3R(注1)推進に寄与する優れた製品、取組みを表彰する制度として18年度に創設された賞。
19年1月22日から2月16日まで、「製品部門」、「小売店部門」、「地域の連携協働部門」の3部門に沿って、製品、取組みを一般から公募。計120件(製品部門60件、小売店部門20件、地域の連携協働部門40件)の応募案件の中から、審査委員会が製品部門4件、小売店部門3件、地域の連携部門5件の受賞者を決定したもの。
「製品部門」の受賞者は、最優秀賞が「店頭回収したトレーを再生利用したエコトレー」を製造している(株)エフピコ、優秀賞が「ビール用軽量リターナブル大びん(633ミリリットル)」を全国展開しているキリンビール(株)、奨励賞が「地球に優しい缶 TULC(タルク)」を開発した東洋製罐(株)、「軽量化200ミリリットルリターナブルビン」を開発・利用している明治乳業(株)。
「小売店部門」の受賞者は、最優秀賞が利用者の買物袋持参率91%を誇るコープ下鴨(京都生活協同組合本部)、優秀賞がマイバッグを忘れた消費者への袋・カゴのレンタル制度などの取組みを行っているコープ甲南(生活協同組合コープこうべ)、奨励賞が紙コップ回収機、マイカップ自動販売機などを導入している富山大学生協本店(富山大学生活協同組合)。
「地域の連携協働部門」の受賞者は、最優秀賞が規格統一したリターナブルびんの普及活動を行っている「びん再使用ネットワーク(東京都新宿区)」、優秀賞が事業者、行政、市民団体が参加し、マイバッグ持参促進・レジ袋削減に関する協定を締結している「京都市レジ袋有料化推進懇談会(京都府京都市)」、奨励賞が「阿波踊り」など
のイベントでごみの減量化に取り組んでいる「エコイベントサポートチーム徳島(徳島県徳島市)」、地域全体の協力により、食品トレーのリサイクル事業を運営している「P&Pトレーリサイクル研究会(山形県新庄市)」、 アルミ缶収集活動と福祉活動をつなげている「小海中学校生徒会(長野県南佐久郡小海町)」。
なお各部門の最優秀賞受賞者には、「容器包装3R推進環境大臣賞最優秀賞表彰」の使用権が与えられるほか、各受賞者に対しては、19年4月11日に環境省内で授与式を行う。【環境省】
(注1)3Rは廃棄物の発生抑制(リデュース)、使用済み製品・部品の再使用(リユース)、原材料としての再生利用(リサイクル)のこと。