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環境ニュース[国内]

18年度の原発設備利用率69.9%に 

エネルギー 原子力】 【掲載日】2007.04.09 【情報源】原子力安全・保安院/2007.04.06 発表

 原子力安全・保安院は平成19年4月6日、営業運転中の全国の原子力発電所全55基(設備容量:4,946.7万キロワット)の18年度設備利用率は69.9%(総発電電力量:3,034億キロワット時)で、17年度実績の71.9%を下回ったと発表した。
 設備利用率は発電用原子炉の稼働状況を表す指標の1つで、計算対象期間中、常に定格出力で発電したことを想定した発電量に対して、実際に発電した電力量を%で表したもの。
 原発の設備利用率は平成7年度以降、80%台が維持されてきたが、14年度に多くの原発で自主点検記録不正やひび隠しが判明したことで事態が一変。各原発で不正問題に対応した定期検査が開始されたことにより、設備利用率は14年度には70%台、15年度には50%台まで落ち込んだ。
 その後、原発の運転再開により、16年度は68.9%、17年度は71.9%に復旧したが、18年度は、タービン翼破損に伴う浜岡5号機、志賀2号機での長期停止が影響し、17年度を下回る結果となった。
 なお原発の種別では、沸騰水型32基の設備利用率は63.9%、加圧水型23基は79.2%だった。【原子力安全・保安院】

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