一般財団法人環境イノベーション情報機構
自治体のグリーン購入 調達方針作成自治体は31.8%に
【ごみ・リサイクル グリーン購入】 【掲載日】2007.04.03 【情報源】環境省/2007.04.02 発表
環境省は全国の地方自治体を対象に実施していたグリーン購入への取組み状況や問題点についての平成18年度のアンケート調査結果を19年4月2日までにまとめた。このアンケート調査は18年10月から19年1月まで、全国1,887の地方自治体(47都道府県、14政令指定都市、788市区、1,038町村)に調査票を郵送する形で実施し、うち1,224自治体(回収率:64.9%)から回答が寄せられたもの。
都道府県・政令市では、グリーン購入「調達方針」策定率が100%になるなど、高いレベルで取組みが進んでいるが、「調達方針」作成自治体は、区や市では47.5%、町や村では10.7%と、自治体の規模が小さくなるにつれ、取組みが遅れている傾向は18年度も継続していた。また全自治体の「調達方針」策定率は31.8%にとどまったが、17年度の27.8%と比べると4%増加していた。
グリーン購入に取り組む上での阻害要因としては、「物品・役務」・「公共工事」とも、「価格が高い(44.9%と36.1%)」、「組織としてのグリーン調達に対する意識が低い(35.6%と31.5%)」という回答が多かった。
製品ジャンル別の普及状況としては、紙類では69.2%、文具類では50.4%、0A機器では24.8%の自治体が「グリーン購入法で重点的に調達を推進すべきとされている品目(特定調達物品)が一般製品と同程度普及している」という回答が寄せられ、グリーン購入が定着していることが窺われたが、それ以外の品目については「同程度普及している」という回答は20%以下にとどまっていた。【環境省】