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「気候変動とエネルギー」と「生物多様性」を議論 ドイツのポツダムでG8環境大臣会合開催
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2007.03.20 【情報源】環境省/2007.03.20 発表
2007年3月15日から17日まで、ドイツのポツダムで主要8か国(G8)環境・開発大臣会合が開かれた。今回の会合には、主要8か国(日、加、仏、独、伊、露、英、米)の環境担当大臣のほか、主要途上国であるブラジル、中、印、メキシコ、南アの環境担当大臣も出席。「気候変動とエネルギー」と「生物多様性」について意見交換を行った。
「気候変動とエネルギー」に関しては、各国の温暖化対策実施状況、2013年以降の気候変動対策の枠組みに関する基本的考え方、今後の国際交渉の進め方などについて議論が行われた。
また「生物多様性」に関しては、ドイツが「ポツダム・イニシアティブ〜生物多様性2010」を提案。この提案に対する検討が行われ、生物多様性の損失が及ぼす経済的影響、地球上の生物種に関する情報システム構築など、生物多様性の損失への対策についてさまざまな視点から議論が行われた。
日本の若林大臣は、G8議長国となる08年に向け、日本が気候変動対策に関するリーダーシップを発揮していくこと、「2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」という目標達成に向けて、日本が意欲的に取組むことを決意表明するとともに、「国際生物多様性年」の2010年に開催が予定されている「生物多様性条約第10回締約国会議」の開催地に日本が立候補したことを紹介した。【環境省】
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