「第３次生物多様性国家戦略」策定に向けた意見募集開始

【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2007.03.16 【情報源】環境省／2007.03.15 発表

　環境省は同省の「生物多様性国家戦略の見直しに関する懇談会」が行った「第３次生物多様性国家戦略」策定に向けた論点整理の結果を、平成１９年３月１５日に公表するとともに、この内容を踏まえ、１９年度に策定を予定している「第３次生物多様性国家戦略」に盛り込むべき事項、考慮すべき事項などについて、１９年４月２日（必着）まで意見募集を行うことにした。
　「生物多様性国家戦略」は、生物多様性条約に基づき、生物多様性保全、持続可能な利用に関する日本政府の施策内容を体系的に取りまとめるとともに、その目標・取組みの方向性を示したもの。１４年３月に「地球環境保全に関する関係閣僚会議」で決定された、現行の「新・生物多様性国家戦略」は策定後約５年をめどに、見直しを行うことが規定されていた。
　今回の論点整理は、「生物多様性の現状、理念・基本的考え方」、「超長期的に見た日本の国土の自然環境」、「生物多様性に関する評価・指標」、「地球規模の生物多様性保全への対応」、「生物多様性に関する学習・教育、普及広報、地方・民間の参画」、「沿岸・海洋域の保全」、「国立公園等保護地域、生態系ネットワーク、自然再生」、「里地里山の保全」、「野生生物の保護管理」、「自然環境データの整備」−−などの論点について、懇談会委員の指摘をまとめたもの。
　意見は郵送、ＦＡＸ、電子メールで受付けている。宛先は環境省自然環境局自然環境計画課（担当：鈴木、玉谷、住所：〒１００−８９７５東京都千代田区霞が関１−２−２、ＦＡＸ番号：０３−３５９１−３２２８、電子メールアドレス：NBSAP@env.go.jp）。意見は意見提出様式にもとづいて提出する必要がある。【環境省】