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環境ニュース[国内]

18年10月〜12月の再処理施設環境放射線管理状況を原安委に報告

エネルギー 原子力】 【掲載日】2007.03.16 【情報源】原子力安全・保安院/2007.03.15 発表

 原子力安全・保安院は再処理施設の平成18年10月から12月までの環境放射線管理状況をまとめ、19年3月15日開催の第16回原子力安全委員会に報告した。
 この報告は(1)(独)日本原子力研究開発機構・東海研究開発センター・核燃料サイクル工学研究所の再処理施設と(2)日本原燃(株)再処理事業所・再処理施設の海洋放出口周辺の海水、海底土、海産生物、漁具など保安規定で定められたものについて、放射性物質の種類別濃度や表面の放射性物質密度の測定結果を示したもの。
 今回報告されたデータでは、(1)については、海産生物のうちワカメ・ヒジキのストロンチウム−90(90Sr)の測定値が平常の変動幅を下回ったが、測定は正常に行われているため、「バックグラウンドの環境放射線の変動によると考えられる」との見解が付されている。
 また(2)についても、空気の気体状ベータ放射能濃度で平常の変動幅(検出なし:定量下限値は1立方メートルあたり2キロベクレル未満)に対し、「検出なしから1立方メートルあたり3キロベクレル(1時間平均値:1回)」という値が観測されたこと、湖底土のプルトニウム(α)(プルトニウム238とプルトニウム239+240の合計値)、アメリシウム241(241Am)について、測定値が平常の変動幅を下回
ったことが報告されたが、双方とも測定は正常に行われていることが報告され、前者の数値が問題となるものではないこと、後者も「バックグラウンドの環境放射線の変動によると考えられる」ことが示されている。【原子力安全・保安院】

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