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環境ニュース[国内]

19年度エコ燃料実用化地域システム実証事業の実施団体を公募

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2007.03.02 【情報源】環境省/2007.03.02 発表

 環境省は平成19年度から開始する「エコ燃料実用化地域システム実証事業」を、環境省の委託を受け実施する民間団体などを平成19年3月30日まで公募する。
 今回の事業は、バイオエタノール3%混合ガソリン(E3)を製造し、関西圏・関東圏で自動車用燃料として販売(注1)。生産・流通各段階での品質管理手法や、E3の社会的受容性の検証などを行うもの。
 植物バイオマスの燃焼時に放出されるCO2は、光合成により大気中から吸収したCO2の再放出であり大気中のCO2を増加させないと京都議定書で位置づけられているため、バイオエタノールをガソリンに混合することにより、自動車から排出されるCO2の削減効果が期待できる。日本の京都議定書目標達成計画では、22年度に原油換算50万キロリットルのバイオマス由来燃料の導入を見込んでいる。
 事業の予算は最大7億円で、事業実施期間は契約締結日から20年3月31日まで。事業5年目までは、必要な予算措置が講じられる事を前提に継続して契約が可能となっている。詳細は環境省ホームページの調達情報を参照のこと。
 
(注1)バイオエタノール・ジャパン・関西(株)が環境省の補助を受けて建設した、建設廃木材を原料とする世界初のエタノール製造プラントで製造される年間1,400キロリットルのバイオエタノールの使用を想定している。【環境省】

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