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環境ニュース[国内]

17年に発生した水害による被害額・確報値 約4,656億円に

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.03.01 【情報源】国土交通省/2007.02.28 発表

 平成17年に発生した水害被害額の確報値が、全国の合計で約4,656億円にのぼったことが、国土交通省の19年2月28日付け発表であきらかになった。
 17年には、9月上旬の台風第14号(注1)に伴う豪雨などにより、宮崎県、東京都をはじめとする全国各地で大規模な水害被害が起こった。
 今回の公表内容は、国土交通省が毎年作成している「水害統計(注2)」17年版の確報。17年の水害による死者の総数が43名、行方不明者が1名、負傷者が247名、被災建物棟数が約3万6,524棟に上ったことを報告するとともに、各都道府県、市区町村からの報告をもとに、建物、家庭用品、事業所資産、農作物、公共土木施設、公益事業の各被害額を算出している。
 算定結果によると、17年の水害被害額の内訳は建物、家庭用品、事業所資産などの一般資産被害額が約2,361億6,800万円、公共土木施設の被害額が約2,200億7,900万円、公益事業の被害額が93億2,700万円。総計の約4,656億円は8年からの10年間の中では5番目に大きい被害額となった。

(注1)17年9月3日から8日まで、日本に影響をもたらした台風。全国61か所で日最高雨量の記録を更新。土砂災害で多くの人命が奪われた。国交省河川局「災害列島2006」によると、被害は死者27人、行方不明者2人、負傷者165人、住家全壊1,178棟、半壊3,692棟、一部破損2,811棟だった。
(注2)「水害統計」は昭和36年に調査を開始している。【国土交通省】

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