一般財団法人環境イノベーション情報機構
汚染土壌の浄化技術 17年度採択6件について技術評価結果を公表
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2007.02.27 【情報源】環境省/2007.02.27 発表
実用段階にある低コスト・低負荷型の土壌汚染調査・対策技術や、ダイオキシン類汚染土壌浄化技術の総合的技術評価事業を行っている環境省は、平成17年度に評価対象として採択した6件の技術の評価結果を、19年2月27日までにまとめ、公表した(注1)。今回評価対象となったのは、(1)三井造船(株)の「間接加熱酸化分解法」、(2)(株)東芝・(株)テルム・(株)鴻池組の「ジオスチーム工法(間接熱脱着+水蒸気分解法)」、(3)(株)間組の「水洗分解処理技術(ウォッシュメルト)」、(4)(株)神鋼環境ソリューションの「還元加熱法と金属Na分散体法の複合プロセスによる汚染土壌処理技術」、(5)環境エンジニアリング(株)の「湿式酸化ラジカル法によるPCB汚染土壌処理技術」、(6)三菱重工業(株)の「溶剤抽出法」。
公表された評価結果は、これらの技術について、分解率・除去率などの有効性、安定性、安全性、経済性、周辺環境への負荷などを考察した上で、検討会による概評を付している。
(注1)低コスト・低負荷型の土壌汚染調査・対策技術と、ダイオキシン類汚染土壌浄化技術の評価事業は、従来別々に行われてきたが、17年度は双方ともPCB汚染土壌に関する技術を取り上げることから、公募と評価を一本化して行った。【環境省】