一般財団法人環境イノベーション情報機構
「美しい森林づくり推進国民運動」を官民連携で展開へ
【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2007.02.20 【情報源】林野庁/2007.02.19 発表
林野庁は平成19年2月19日、「美しい国、日本の礎となる森林づくり運動を官民連携で進めていくべきだ」とする安倍首相の閣僚懇談会での指示を受け、「美しい森林づくり推進国民運動」を展開していくと発表した。この運動は、(1)不在村森林所有者に対する「自分の山再発見運動」の呼びかけ、(2)民間企業に対する森林づくりへの協力呼びかけ、(3)NPOと連携した森林ボランティア活動への参加呼びかけ、森林環境教育の推進、(4)農山村地域の森林所有者への施業計画策定などの働きかけ、(5)農山村住民への里山整備の働きかけ、(6)国産材利用の拡大をめざす「木づかい運動」の推進−−などを取組み内容とするもの。
運動の基本方針は、19年2月中に開催される関係府省庁(環境省、国土交通省、経済産業省、総務省、文部科学省、厚生労働省、内閣官房、農林水産省)の閣僚会合で決定予定で、その後は、農林水産大臣を本部長とする推進本部で運動の体制整備に取組むほか、関係府省庁の局長級連絡会議、課長級幹事会で進捗状況を確認しながら政府全体で運動を進める。
また官民連携による森林づくり活動を具体的に進めるにあたっては、政府だけでなく、経済界、NPO、自治体、農林水産業界の代表らが参加する「美しい森林づくり全国推進会議(仮称)」を設置。都道府県などごとにも民間主導の「地方推進会議」を設置し、指導者養成や民間サポーターの組織化などの取組みを進めていくとしている。【林野庁】