一般財団法人環境イノベーション情報機構
宮崎県清武町の鳥インフルエンザウイルス 中国で分離されたウイルス株と同系統
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.01.24 【情報源】農林水産省/2007.01.23 発表
平成19年1月23日に開催された、農林水産省の食料・農業・農村政策審議会家きん疾病小委員会・高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チームの検討会で、宮崎県清武町の養鶏場で発生した鳥インフルエンザウイルスの遺伝子が、05年に中国の青海湖で分離されたウイルス株と同系統で、モンゴル、韓国、ロシアなどでも分離されている株であることが報告された。過去にインドネシア、タイ、ベトナムで分離されたウイルスとは異なり、04年に日本で発生した鳥インフルエンザのウイルスとも異なるという。会議ではさらに、感染経路究明のために、発生養鶏場の立地環境、鶏舎の構造、人・資材・車両の動きのほか、発生地周辺の野鳥の生息状況、ウイルス保有状況などの関連情報を、環境省とも連携して収集する必要があることが指摘され、今後は調査計画をにのっとり現地で詳細調査を進めながら、対策の検討を進めていくことが決まった。【農林水産省】