一般財団法人環境イノベーション情報機構
第2回エコツーリズム大賞 静岡県のホールアース自然学校が受賞
【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2007.01.22 【情報源】環境省/2007.01.19 発表
環境省は平成19年1月19日、第2回エコツーリズム大賞の受賞団体を発表した。エコツーリズム大賞は、同省の「エコツーリズム推進会議」が16年6月に提案した5つのエコツーリズム推進策の1つとしてスタートした賞。
農業体験や校外学習などと連携したエコツーリズムのしくみづくり、宿泊施設や交通機関などでの環境配慮、ツアーへの住民参加のしくみづくり、観光収益の環境保全などへの還元システム構築−−など、エコツーリズムに取組む団体・事業者と表彰・広報することにより、エコツーリズムを促進することをめざしている。
今回は76の応募団体について、(1)資源管理・保全利用のための適切なルールを策定・関係者と共有しているか、(2)良質な説明や解説を実施しているか、(3)地域の資源保全と持続的利用を行っているか、(4)地域の振興に寄与しているか−−の4つの観点から審査を行い、大賞1団体、優秀賞3団体、特別賞6団体を決定した。
大賞を受賞したのは静岡県芝川町のホールアース自然学校。拠点である富士山麓地域にとどまらず、全国的に長期にわたってエコツーリズムの取組みを展開している点、JICAの委託による途上国からの研修員受入れなど、途上国支援にも貢献している点、18年度に実施した新潟での災害教育活動など、各地域の状況に合わせ新たな視点を取り入れながらエコツーリズムの拠点づくりを進めている点−−などが評価された。
また、優秀賞はNPO法人霧多布湿原トラスト(北海道浜中町)、白神マタギ舎(青森県西目屋村)、NPO法人黒潮実感センター(高知県大月町)、特別賞はNPO法人たてやま・海辺の鑑定団(千葉県館山市)、加賀市観光協会・加賀市観光情報センター(石川県加賀市)、富士山登山学校ごうりき(山梨県富士吉田市)、NPO法人信越トレイルクラブ(長野県飯山市)、松本電気鉄道(株)・濃飛乗合自動車(株)(長野県松本市・岐阜県高山市)、海島遊民くらぶ(有限会社オズ)(三重県鳥羽市)が受賞した。
これらの団体に対しては19年1月29日に「国立オリンピック記念青少年総合センター」で開催されるエコツーリズムシンポジウムの中で表彰が行われる。【環境省】