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環境ニュース[国内]

「モントリオール・プロセス」の事務局が日本に移転

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2007.01.12 【情報源】林野庁/2007.01.12 発表

 温帯林を持つ欧州以外の12か国が参加している持続可能な森林経営推進のための枠組み「モントリオール・プロセス」の事務局が、2007年1月1日から日本の林野庁に移転した。 
 「モントリオール・プロセス」は欧州以外の温帯林・北方林の持続可能な経営についての国際的な基準・指標を策定・運用するための取組み。
 1995年に温帯・亜寒帯地域での持続可能な森林経営のための7基準(注1)とこれらの基準に基づいた67指標を策定し、現在はその見直し作業が進行しているところ。
 事務局は、1994年からカナダ天然資源省森林局に設置されていたが、06年6月にカナダ政府は事務局を返上することを表明。その後日本の林野庁が事務局を招致したい意向を明らかにしていた。

(注1)基準1は「生物多様性保全」、2は「森林生態系の生産力維持」、3は「森林生態系の健全性と活力維持」、4は「土壌・水資源の保全・維持」、5は「地球的炭素循環への寄与の維持」、6は「社会の要請への対応」、7は「森林保全と持続可能な経営のための法的、制度的、経済的枠組み」。06年に基準1〜6の各指標について改定が合意され、現在は残る基準7の指標見直しが進められている。【林野庁】

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