一般財団法人環境イノベーション情報機構
校舎エコ改修と環境教育を一緒に進めるモデル事業 18年度から実施の3校決定
【環境一般 市民活動】 【掲載日】2006.12.25 【情報源】環境省/2006.12.22 発表
学校校舎の環境配慮型改修をきっかけに地域と学校が環境教育に取組むモデル事業を平成18年度に実施している環境省は、この事業を実施する18年度第1次採択分して、埼玉県立浦和高等学校、群馬県太田市立中央小学校、福井県坂井市立鳴鹿小学校の3校を採択した。この事業は15年にNGO/NPO・企業から寄せられた環境政策提言のアイディアを元に、(1)地球温暖化を防ぐ学校校舎の改修、(2)環境配慮型建築技術の地域への普及、(3)改修を素材にした環境教育の実施−−を学校と地域が協力しながら一緒に進めることを想定したもの。
17年度は石油石炭特別会計により獲得した予算などを使って、3年をかけ、事業を展開していく自治体を全国で約10か所決定したが、18年度も同じく、3年計画で事業を実施する自治体を募集するとしていた。
モデル事業に選定された3校に対しては、省エネ改修を目的とした施設整備の一部(年間1か所あたり最大1億円)の半分を環境省が補助する。
またこれらの地域では、採択校の改修基本構想案を作りあげる研究会「学校エコ改修検討会」と、学校の熱環境や施設の使い方を学ぶ環境教育プログラムづくりを行う研究会「環境教育研究会」を設置し、20年度までの3年をかけ事業を展開していくことになる。【環境省】