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環境ニュース[国内]

シンポジウム「ウニを獲って藻場を回復しよう」を開催へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.12.21 【情報源】水産庁/2006.12.20 発表

 (独)水産総合研究センター水産工学研究所は平成19年1月12日10時から17時まで、国立大学法人東京海洋大学「楽水会館」で、シンポジウム「ウニを獲って藻場を回復しよう」を開催する。
 藻場は水産動物の産卵の場、稚魚の生育の場であるばかりではなく、水質浄化や生態系の多様性保全に対しても重要な役割を担っている。
 海藻が大規模に消失したまま、回復が見られない「磯焼け」の原因としては海藻と海藻を食べるウニとのバランスの崩壊が指摘され、ウニの除去が効果的と言われている。しかしウニ除去対策の多くは研究段階に留まっており、本格的に藻場を回復させるところまでには至っていない。特に広大な浅海漁場でウニ除去計画を立てるために必要な、目標となるウニ密度、作業効率に対する知見が不足しているほか、除去後のウニの取扱い、海底のメンテナンス、漁村の人口減少や高齢化に伴う担い手不足もウニ除去事業を実現させるための障害となっている。
 今回のシンポジウムのプログラムとしては、「ウニ除去の実際と課題」に関する6講演、自民参加型除去など「ウニ除去の新たな試み」に関する5講演、「獲ったウニの取扱い」に関する5講演、綜合討論が予定されている。
 参加費は無料。参加希望者は所属団体名、氏名、シンポジウム後の交流会参加・不参加を記入し、18年12月28日までにFAXかメ−ルで申し込むことが必要。宛先は水産工学研究所(担当:桑原、FAX番号:0479−44−1875、電子メールアドレス:kwhr@fra.affrc.go.jp)。【水産庁】

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