１８年度臭気判定士試験結果が発表　合格者は２９１名・合格率４２％に

【大気環境 悪臭】 【掲載日】2006.12.20 【情報源】環境省／2006.12.20 発表

　平成１８年度臭気判定士試験の結果がまとめられ、１８年１２月２０日付けで合格者に合格証書が交付された。
　臭気判定士試験は、においに関する唯一の国家資格である「臭気判定士（臭気測定業務従事者）」の認定試験。平成８年４月の改正悪臭防止法の施行により資格が創設され、当初は省令に基づいて試験が実施されてきたが、１２年５月の悪臭防止法改正により、現在は法律上の資格として新たに位置づけられている。
　試験に合格するには総合得点率が７０％以上で、すべての科目の最低得点率３５％以上という条件を満足することが必要だ。
　１８年度は１１月１８日に東京都、名古屋市、大阪市の３か所で一斉に試験が実施され、受験者６９７名に対し、合格者は２９１名（合格率４２％）という結果となった。
　なお、今回の試験の合格者が臭気判定士の資格を取得するためは、正常な嗅覚があることを証明する嗅覚検査を全国の嗅覚検査機関で受検し、あわせてこれに合格する必要がある。【環境省】