一般財団法人環境イノベーション情報機構
浜岡4号機原子炉施設変更を原子力委員会・原子力安全委員会に諮問 プルサーマル実施に向けた措置
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.12.18 【情報源】原子力安全・保安院/2006.12.15 発表
原子力安全・保安院は平成18年3月3日付けで中部電力(株)が同院に申請した浜岡原発1、2、3、4、5号機の原子炉施設の変更を18年12月15日付けで原子力委員会・原子力安全委員会に諮問した。中部電力の申請は、浜岡原発4号機の燃料集合体764体のうち、最大312体にウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料)集合体を装荷すること、1号〜5号機が共用している既設の5号機燃料プールに4号機の使用済MOX燃料を貯蔵すること、既設のキャスク(使用済燃料輸送容器)置場にMOX新燃料の入った輸送容器・取出後の輸送容器を一時保管すること−−などを内容としている。
MOX燃料は、使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウラン燃料を混ぜた燃料。中部電力ではMOX燃料を既存の軽水炉で燃やすプルサーマルを22年度から実施する計画を17年9月にあきらかにしている。【原子力安全・保安院】