一般財団法人環境イノベーション情報機構
大気、水質、土壌中のダイオキシン類、17年度常時監視結果を公表
【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2006.12.08 【情報源】環境省/2006.12.08 発表
環境省は都道府県知事・政令市長から環境大臣に報告された、平成17年度の大気、水質・土壌のダイオキシン類による汚染状況常時監視結果をまとめ、18年12月8日付けで公表した。公表内容によると、17年度は大気で825地点、公共用水域水質で1,912地点(河川1,464地点、湖沼89地点、海域359地点)、公共用水域底質で1,623地点(河川1,241地点、湖沼79地点、海域303地点)、地下水質で922地点、土壌で1,782地点(一般環境把握1,314地点、発生源周辺状況把握468地点)について調査が実施されていた。
ダイオキシン類濃度平均値は、大気で1立方メートルあたり0.052pg−TEQ、公共用水域水質で1リットルあたり0.21pg−TEQ、公共用水域底質で1グラムあたり6.4pg−TEQ、地下水質の濃度平均値は1リットルあたり0.047pg−TEQで、それぞれ16年度の値0.059pg−TEQ、0.22pg−TEQ、7.5pg−TEQ、0.063pg−TEQより低下。ただし土壌の濃度平均値は1グラムあたり5.9pg−TEQで、16年度の値3.1pg−TEQより上昇した。
なお地下水質では、すべての地点で環境基準を達成していたが、大気、公共用水域水質、底質ではそれぞれの環境基準を超過した地点がみられた。【環境省】