一般財団法人環境イノベーション情報機構
17年度の家電4品目不法投棄台数、15万5,379台に
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2006.11.28 【情報源】環境省/2006.11.28 発表
環境省は平成17年度の家電リサイクル法対象4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)と廃パソコンの不法投棄台数調査結果をまとめ、18年11月28日付けで公表した。17年度の4品目別不法投棄台数は、1,816市区町村のデータでエアコンが計1万501台、テレビが計8万2,702台、冷蔵庫・冷凍庫が計3万4,755台、洗濯機が合計2万7,421台で4品目合計では15万5,379台となった。
また、16年度と17年度の廃家電4品目の不法投棄データを持つ1,784市区町村について、両年度の累計不法投棄台数を品目別に比較した結果では、17年度の不法投棄台数がエアコンで5,256台(33%)減少、テレビで3,884台(5%)減少、冷蔵庫・冷凍庫で3,861台(10%)減少、洗濯機で3,824台(12%)減少しており、総計では1万6,825台(10%)の減少となっていた。
環境省はこの結果について「廃棄台数(注1)に対する不法投棄台数の割合は16年度実績とほぼ同じ1〜2%の間で推移しており、引き続き注意する必要がある」とのコメントを示している。
一方、廃パソコンについては、17年度の1,314市区町村のデータで、デスクトップ型パソコンが合計2,912台、ノート型パソコンが合計599台、CRT(ブラウン管)ディスプレイが合計2,418台、液晶ディスプレイが合計204台、4品目の総計で合計6,133台が不法投棄され、16年度と17年度の廃パソコンの不法投棄台数データを持つ1,136市区町村について両年度を比較すると、17年度は351台(6%)の減少となっていた。
(注1)指定引取場所に引取られた台数に不法投棄台数を加えた台数。【環境省】