一般財団法人環境イノベーション情報機構
第5回ASEAN+3環境大臣会合がシンガポールで開催
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2006.11.14 【情報源】環境省/2006.11.13 発表
2006年11月11日にフィリピンのセブで、「第5回ASEAN+3(日・中・韓)環境大臣会合」が開催された。この会議にはASEAN諸国と日本、中国、韓国の計13か国、ASEAN事務局が出席。フィリピンのアンヘロ・レイエス環境天然資源長官が議長を務めた。
会合の議題はASEANと日中韓との環境協力。
ASEAN事務局が日中韓とASEANの協力活動、気候変動政策対話の実施など、ASEAN+3による6つの協力プロジェクトの提案について説明し、ASEAN各国からは、3R(注1)推進や水資源管理分野での協力を積極的に検討したいこと、生物多様性分野の協力優先を期待するという発言があった。
これに対し日本から出席した土屋副大臣は、日ASEAN基金を活用し、生物多様性分野を含め、ASEAN側から提案されたプロジェクトの実現に向け事務レベルで協議・検討していきたいと発言。
また韓国は水資源管理や廃棄物管理に関して協力を検討していくこと、中国は06年12月開催のASEAN+1(中国)首脳会合に向け、環境分野での具体的な協力を可能な限り模索して行きたいと答えていた。
次回のASEAN+3環境大臣会合は、07年にタイで開催することが確認された。
(注1)3Rは廃棄物の発生抑制(リデュース)、資源・製品の再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)のこと。【環境省】