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環境ニュース[国内]

割りばし、違法伐採・黄砂対策などで意見交換 第2回日中林業担当局庁の長による定期対話

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2006.10.26 【情報源】林野庁/2006.10.25 発表

 平成18年10月24日、東京・霞ヶ関の農林水産省内で、川村秀三郎・林野庁長官と賈治邦・中国国家林業局長による、第2回「日中林業担当局庁の長による定期対話」が開催された。
この対話は、17年から原則年1回、両国で交互に開催することになったもので、第1回対話は17年7月に中国・北京で開催された。
 今回は(1)二国間協力、(2)人材育成、(3)多国間協力・違法伐採対策、(4)木材輸出、(5)割りばし、(6)黄砂対策・砂漠化防止−−などが議題となり、このうち、違法伐採対策については、アジア森林パートナーシップ(注1)やモントリオール・プロセス(注2)などの国際的な枠組みの中で、日中双方が更なる連携を図っていくことが確認された。
 また、割りばしについては、中国側が、日本側からの照会に答えて「生産ストップや日本への輸出制限は現在考えていない」との考えを表明。黄砂対策・砂漠化防止については、中国側から、日・中・韓・モンゴル4か国の枠組による砂漠化防止対策の考えが示され、日本側は既存の取組みの評価が重要であること、今後、事務レベルで連携を取っていくことを提案した。

(注1)アジア地域で違法伐採、森林火災、荒廃地復旧対策を含む持続可能な森林経営のための協力活動を行っていくための国際的なパートナーシップとして、02年8月にヨハネスブルグサミットのタイプ2プロジェクト(合意文書の内容を行動に移すために各国の関係主体が自主的に表明し、約束文書に盛り込まれた取組み)として正式発足した組織。
(注2)欧州以外の温帯林・北方林の持続可能な経営についての国際的な基準・指標を策定・運用するための取組み。【林野庁】

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