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環境ニュース[国内]

シンポジウム「アイゴを食べて藻場を回復しよう」を開催へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.10.20 【情報源】水産庁/2006.10.20 発表

 (独)水産総合研究センター水産工学研究所は平成18年11月6日10時30分から17時まで、静岡県御前崎市の御前崎海鮮なぶら市場で、シンポジウム『アイゴを食べて藻場を回復しよう』を開催する。
 藻場は水産動物の産卵の場、稚魚の生育の場であるばかりではなく、水質浄化や生態系の多様性保全に対しても重要な役割を担っている。
 静岡県御前崎市榛南(はいなん)地区沿岸では、海藻が大規模に消失したまま、回復が見られない「磯焼け」が昭和60年頃から継続しており、その原因として、アイゴ、ブダイ、イスズミなどの海藻を食べる魚類による食害が指摘されている。
 榛南地区沿岸の藻場回復のためには、これらの魚類の積極的な漁獲が必要だが、同地区では植食性魚類を食べる習慣がないことから、現在積極的な漁獲は行われていない。
 今回のシンポジウムは、アイゴの食文化が根付いている和歌山や九州の調理、加工法を榛南地区の人々に情報提供し、積極的な漁獲により、藻場回復を促進することをめざして開催されるもの。
 プログラムとしては、アイゴの加工・料理に関する4つの講演、磯焼けと植食性魚類の関わりなどを示す6つの講演、総合討論、植食性魚類の試食が予定されている。
 参加費は無料。参加にあたっては事前申し込みなどは必要ない。【水産庁】

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