一般財団法人環境イノベーション情報機構
「容器包装廃棄物3R推進モデル事業」をスタート 先進7事例の効果を検証、普及へ
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2006.10.18 【情報源】環境省/2006.10.16 発表
環境省は平成18年10月16日、自治体、事業者、消費者らの協働により地域で容器包装廃棄物の3R(注1)を推進する事業「容器包装廃棄物3R推進モデル事業」を18年度からスタートすると発表した。この事業は、18年6月に公布された改正・容器包装リサイクル法の推進をめざすもので、容器包装廃棄物の3Rに関して先進的な取組みをしている地域の活動について、その効果を検証した上で全国に紹介するとしている。
18年度事業の対象となる活動は、(1)ガラスびんリサイクル促進協議会による「モデル市町村のリターナルブルびん分別収集有効性・効率性検証事業(対象地域:東京都目黒区、神奈川県大和市、京都市、沖縄県那覇市)、(2)早稲田商店会 ・早稲田大学環境総合研究センターによる「早稲田大学キャンパスとその周辺地域における3R推進コミュニティモデル事業(対象地域:東京都新宿区)」、(3)杉並区レジ袋削減推進協議会による「レジ袋の有料化等による使用削減推進モデル事業(対象地域:東京都杉並区)」、(4)リターナルブルびん利用促進モデル事業推進連絡会による「リターナルブルびん利用促進モデル事業(対象地域:神奈川県茅ヶ崎市)」、(5)京都大学環境保全センターによる「プラ製容器包装のきめ細やかな分別収集に係るモデル事業(対象地域:京都市)」、(6)レジ袋削減等3R推進協議会による「自主協定により進めるレジ袋削減等3R推進モデル事業(対象地域:大阪府池田市)」(7)NPO法人ごみじゃぱんによる「容器包装廃棄物の排出抑制を目指す簡易包装普及推進モデル事業(対象地域:神戸市)」−−の7件。
18年度末までに実施した事業の評価を行った上で、活動状況が広く周知される予定だ。
(注1)3Rは廃棄物の発生抑制(リデュース)、資源・製品の再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)のこと。【環境省】