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環境ニュース[国内]

19年度「地球環境研究総合推進費」研究課題の公募を開始

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2006.10.05 【情報源】環境省/2006.10.05 発表

 環境省は平成18年10月6日正午から11月17日正午(必着)まで、19年度の地球環境研究総合推進費新規研究課題公募の受付を実施する。
 地球環境研究総合推進費は、学際的、省際的、国際的な観点から総合的に地球環境保全に資する調査研究を推進することを目的とし、環境省が2年度に設立した研究費。17年度には約30億1,500万円の総予算で45の研究プロジェクトが、18年度には約32億6,000万円の総予算で46の研究プロジェクトが実施されている。
 対象となる研究は「オゾン層破壊」、「地球温暖化」、「酸性雨などの越境大気汚染」、「海洋汚染」、「自然資源劣化」、「地球環境保全のための社会・政策研究」−−の6分野のいずれかあるいは複数分野についての(1)地球環境問題対応型研究領域(予算:1課題あたり年間1,000円〜1億円規模、研究期間:3年間)、(2)若手研究者を対象にした地球環境研究革新型研究領域(予算:1課題あたり年間1,000万円程度、研究期間:1〜2年間)、(3)海外の研究者を招へいして行う国際交流研究。
 このうち「地球環境問題対応型研究領域」は研究テーマを特定せず、地球環境問題解決に寄与する研究プロジェクトを広く募集するもので、国内の研究機関(産学官は問わない)に所属する研究者なら応募が可能。一方、「地球環境研究革新型研究領域」はテーマの新規性・独創性・革新性に重点を置き、若手研究者向けに特設した募集枠。研究代表者・研究参画者すべてが研究開始初年度の19年4月1日時点で40歳以下であることが必要。
 このほか(4)環境省が研究プロジェクトの大枠を作成したトップダウン型の戦略的研究開発プロジェクトへ参加する具体的なテーマ案も募集しており、このプロジェクトの19年度からの研究テーマの正式名称は「地球温暖化に係る政策支援と普及啓発のための気候変動シナリオに関する総合的研究」に決定している。プロジェクト全体の予算規模は現段階では未定だが、年間4億円規模を想定。研究期間は計5年間の予定だ。
 なお応募のあった研究課題については、外部専門家による事前評価を実施したのち、19年3月に採択結果が公表される予定。【環境省】

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